岩手県立宮古病院

岩手県立宮古病院-病院のご紹介

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院長あいさつ

院長の村上晶彦です。

 ここ宮古病院は私にとりまして31年前、県立病院勤務のスタートとなり、その時は、消化器内科を開設し10年勤務した特別な思いのある病院です。現在、宮古地区は宮古市、岩泉町、山田町、田野畑村で人口8万3千人の中で唯一の中核病院です。人口10万人当たり医師数が115人で、盛岡地区の半分以下と岩手で一番医師の少ない地域です。平均8台の救急車と夜間は15名を受け入れる救急医療を行っております。この地域の年間4,100台の救急車のうち82%が当院で治療を受けております。さらに地域医療と災害支援病院、がん診療連携拠点病院です。

 看護部は、PNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)を取り入れ、「チーム医療」に貢献しております。また、国家試験合格率100%の三陸唯一の看護学院を運営しております。何よりも7年前の東日本大震災、大津波の災害時から崇高なる使命感すなわち「ノブレス オブ ルージュ」で幾多の苦労に立ち向かってきた宮古病院は岩手の誇れる病院と考えます。

 当院の基本理念は、1 良質な医療の提供、 2 信頼され親しまれる病院、3 働きがいのある病院づくり です。そして行動指針には 「震災復興に寄与すること」 としております。しかし、新しい専門医制度への対応、医療ビジョンとしての地域包括構想、第3者機関の事故調査委員会への対応、さらに県立山田病院への一層の医療支援など、これからも様々な困難が予想されます。そのため、他の医療機関との連携が不可欠です。医師会の先生方はもとより、歯科医師会や薬剤師会とも連携し、介護施設や行政とも医療連携を図って参ります。

 今年度は、初期研修医3名、呼吸器内科、消化器内科、循環器科、神経内科、放射線科、外科、脳神経外科、整形外科、形成外科、泌尿器科、産婦人科の常勤医師と合わせて34名体制です。

 昨年度の手術件数は1,372件で腹腔鏡手術は88件でした。また、宮古地域では唯一の循環器専門医が総勢4名おり、岩手医大の循環器の協力のもと、心臓疾患のカテーテル治療ができ、さらに岩手県では初めて宮古広域の救急車11台すべてに心電図伝送システムを搭載し、すぐに心臓カテーテル治療ができる体制を構築いたしました。昨年、宮古病院へ伝送された症例数は339件で161件が心疾患、うち56件が急性冠症候群カテが28件、カテ治療14件施行しており、休日夜間は160分から伝送後は83分と治療開始までの時間がほぼ半減しました。循環器医師4名で持ち回り当番しており、彼らの努力で地域の皆さんの安心感があると思います。

 平成30年2月より8階病棟に包括ケア病棟運用36床で開始し、自宅に復帰できるようにリハビリを充実させました。専門外来は、岩手医大の全面的な協力のもと、糖尿病専門外来、血液内科専門外来、耳鼻咽喉科専門外来、皮膚科専門外来、眼科外来を週2回行っております。また、岩手県立中央病院からもご支援をいただき、麻酔科医の毎日の派遣、ペインクリニックを週1回、病理科、腎臓専門外来を隔週1回と専門外来を充実させております。

 岩手医大、東北大より医学部学生の地域実習も積極的に受け入れております。また、被災地支援の一環として岩手医大、東北大のメガバンク事業からの被災地住民の健康管理も当院施設を利用していただいております。東海地区の名古屋大、三重大から震災復興プログラムで初期研修医皆さんの診療支援をいただいております。そのため、他地域の研修医師との交流も可能です。まだまだ医師不足ですが、地域の皆さんから信頼される岩手県立宮古病院が発展していく様に、職員とともに力を合わせて努力して参ります。よろしくお願いいたします。 

   

 

 

 

平成30年4月 岩手県立宮古病院 院長 村上晶彦