岩手県立宮古病院

岩手県立宮古病院-臨床研修のご案内

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岩手県立宮古病院での研修について

岩手県立宮古病院は、三陸で代表的な観光地 浄土ヶ浜があり本州最東端の魹ヶ崎灯台のある宮古市、神秘の地底湖で有名な龍泉洞のある岩泉町、リアス式海岸代表地の鵜の巣断崖のある田野畑村などの地域カバーする本州最東端に位置する病院です。

対象地域は、宮古市、岩泉町、山田町、田野畑村の対象人口8万7千人を支える唯一の広域基幹病院です。この地域は、美しい海と山々に囲まれて、宮古サーモンランドで有名な三陸の鮭に加えて、岩手松茸の名産地であり、とれたての海の幸、山の幸も味わえます。あの、東日本大震災から5年が経過しました。当地域も災害時から全国からの支援、地域からの支援をいただきました。なによりも当院職員の使命感で、幾多の苦労に立ち向かってまいりました。

被災地の宮古市田老地域や山田地域の診療活動、さらに岩泉小本地区と宮古の重茂地区の仮設診療所支援など被災地の地域診療支援を行っております。さらに、国家試験合格率100%の三陸唯一の岩手県立高等看護学院を運営していることも特色です。学生実習も積極的に受け入れております。名古屋大から被災地研修として1か月交替の研修医師が27年度は4名の支援をいただいており、他地域の医師との交流も可能です。昨年度は、女性医師専用の『レディースルーム』を新設しました。

当院は地域がん診療拠点病院であり、地域災害拠点病院、地域周産期母子センター病院、昨年度に取得更新した日本医療機能評価機構認定病院であります。各学会の認定病院や関連病院でもあり、岩手県立宮古高等看護学院の学生教育実習病院、岩手医科大学と自治医科大学の学生地域医療教育研修病院でもあり、三陸宮古地域の急性期医療と地域医療を担って、若い医師を育てる臨床研修指定病院です。新専門医制度が始まり、当院の内科基幹病院としてのプログラムを3月17日提出しました。学会では日本内科学会、日本胆道学会、日本消化器内視鏡学会の研修施設であり、日本産婦人科学会研修施設、日本外科学会外科専門医修練施設(岩手医大と連携)等であり、今年度は日本消化器病学会、肝臓病学会の関連施設(岩手医大と連携)の取得を目指しております。

「より良い医療とは何か」は「より良い患者医療関係者とは何か」を考えることとほかならないと思います。しかし、最近の宮古地区でも、医師崩壊、モンスターペイシャントによって心に傷を受けた医療従事者たちが、いることも事実です。

今の医療現場は医療人がゆとりを持って患者に接することができるような環境は整っていません。患者さんから「ありがとう」という感謝の言葉が、医療関係者をなによりも幸福にしてくれますし、病を治したり、痛みを取り除いたりして患者さんのため、社会に貢献しているのだという気持ちが、勤務の支えになっています。

医療従事者の幸福は人と人との交流の中から生まれてくるものです。患者の幸福、医療関係者の幸福のどちらかの視点に偏ってしまっては、よりよい将来の医療像は見えてきません。この二つの視点のバランスを考えて、行動することと思います。

時代に即した医療知識と医療技術を指導医と一緒に学び、被災地の住民の健康管理を寄り添いながら、多種職種と連携する「チーム医療」を経験することはこれからのキャリアアップに必ず役立ちます。三陸の復興は道半ばです。皆さんの研修先に是非検討してください。一度、見学だけでもいらしてください。旅費は支給され、病院そばの宿舎が用意できます。

平成29年4月 岩手県立宮古病院長 村上 晶彦