平成30年度 岩手県立宮古病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 208 56 110 165 209 312 744 1092 1095 380
◆当院は宮古医療圏の中核病院として幅広い年齢層の患者さんを診療しています。
◆高齢化の影響もあり、60歳以上の患者さんの割合が高く、全体の約76%を占めております。経年的に年齢階級別の分布に大きな変化は見られません。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 57 3.00 3.43 0.00 73.04
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 32 25.69 20.92 31.25 85.34
040040xx9905xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等25あり 28 19.61 19.34 0.00 72.18
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 26 15.58 19.06 7.69 72.73
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 23 18.61 14.58 17.39 75.22
◆呼吸器内科では肺癌、肺炎等の肺の炎症性疾患を中心に診療しています。
◆1、3、5番目の症例は肺癌等での入院症例で経気管肺生検法目的の入院が最も多く、3番目は化学療法を実施した症例、5番目は化学療法を行っていない症例です。2番目は誤嚥性肺炎の症例で高齢者に多い症例です。4番目は肺胞の壁に炎症や損傷が起こり、酸素が取り込みにくくなる間質性肺炎の症例です。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 92 10.65 10.08 4.35 78.40
060140xx97x00x 胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄(穿孔を伴わないもの)その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 30 9.83 10.58 13.33 71.10
060335xx99x00x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 23 14.17 10.72 0.00 74.91
060100xx01xx0x 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む)内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 副傷病なし 21 2.29 2.67 4.76 67.57
060060xx97100x 胆嚢、肝外胆管の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 20 18.15 15.05 5.00 80.55
◆消化器内科では食道や胃、小腸、大腸の消化管疾患(炎症性疾患、悪性腫瘍など)や肝・胆・膵疾患(肝炎、胆嚢炎、膵臓炎、悪性腫瘍など)の診療を行っています。
◆最も多い症例は総胆管結石等に対して結石の除去を行った症例です。2番目は出血性の胃・十二指腸潰瘍に対して止血手術を行った症例、3番目は胆のう炎の入院症例、4番目は大腸ポリープに対して切除術を行った症例、5番目は胆管癌の入院症例です。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 127 21.39 17.66 12.60 83.73
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 100 2.92 3.01 1.00 68.34
050210xx97000x 除脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1なし、1,3あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 44 14.32 11.01 2.27 80.14
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 副傷病なし  42 3.76 4.47 2.38 66.79
050030xx97000x 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む)、再発性心筋梗塞 その他の手術あり 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 31 10.55 12.52 0.00 64.65
◆循環器内科では、虚血性心疾患(狭心症、急性心筋梗塞等)に対する心臓カテーテル治療、除脈性不整脈に対する人工ペースメーカー移植術などを行っています。
◆最も多い症例は心不全の入院症例で、2、4番目は狭心症に対する心臓カテーテル検査や心臓カテーテルを行った症例です。3番目は房室ブロックや洞不全症候群に対してペースメーカー移植を行ったり、ペースメーカーの電池消耗等によりペースメーカー交換を行った症例です。5番目は急性心筋梗塞で経皮的冠動脈ステント留置術や冠動脈血栓吸引術を行った症例です。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他)副傷病なし 46 4.57 6.19 0.00 1.15
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし 29 3.93 5.42 0.00 3.90
150040xxxxx0xx 熱性けいれん 手術・処置等2なし 19 4.84 3.83 0.00 2.21
030270xxxxxxxx 上気道炎 14 4.43 4.96 0.00 2.43
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2なし 副傷病なし 14 3.93 6.62 0.00 3.29
◆小児科では急性気管支炎の入院症例が最も多く、次いで急性胃腸炎などのウイルス性腸炎、熱性けいれん、急性咽頭炎などの上気道炎、喘息の症例となっています。
◆宮古、下閉伊地域の小児医療の中核病院としてほとんどの症例が転院することなく当院で治療が完結しており、平均在院日数も全国平均と比べ、短い傾向にあります。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上)ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 71 5.68 4.69 0.00 71.23
060035xx01000x 結腸(虫垂を含む)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 24 16.50 15.30 4.17 76.75
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 21 9.19 7.30 4.76 57.76
060150xx02xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴うもの等 18 7.28 9.94 0.00 61.39
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 18 5.17 5.49 0.00 45.89
◆外科では消化器疾患を中心に、甲状腺、乳腺、鼠径ヘルニアなどの手術治療のほか、一般的な体表の外傷や胸部・腹部の外傷の診療も行っています。また、消化器がん、乳癌などの手術治療や化学療法、放射線療法、緩和ケアなども行っています。
◆最も多い症例は鼠径ヘルニアの手術を行った症例で、2番目は結腸悪性腫瘍に対して悪性腫瘍切除術(腹腔鏡での手術含む)を行った症例です。3番目は胆のう炎等に対して腹腔鏡下で胆のう摘出術を行った症例、4、5番目は虫垂炎に対し虫垂切除術を行った症例です。虫垂周囲膿瘍を伴うものと伴わないもので分類が異なっています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 88 24.17 26.30 81.82 83.57
160760xx97xxxx 前腕の骨折 手術あり 71 3.59 5.68 0.00 69.52
160610xx97xxxx 四肢筋腱損傷 その他の手術あり 21 5.71 9.49 0.00 49.10
160850xx01xx0x 足関節・足部の骨折・脱臼 骨折観血的手術 鎖骨、頭蓋骨、手(舟状骨を除く)、足、指(手、足)その他等 副傷病なし 16 12.50 16.24 0.00 56.44
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1なし - - 12.51 - -
◆整形外科では骨折等の外傷による症例が整形外科全体の約9割ほどを占めています。
◆最も多いのは大腿骨頚部や転子部の骨折で、高齢の患者さんの転倒によるケースが多く、手術後のリハビリが必要となるため、在院日数が長くなる傾向にあります。継続してリハビリを続けられるよう、地域の医療機関との連携を積極的に行っています。2、4番目はほぼ予定入院で手術を行っている症例ですが、予定入院で行っている手術症例は全国平均に比べると短い在院日数となっています。3番目はアキレス腱断裂に対して手術を行った症例で、5番目は主に下腿蜂巣炎の入院症例です。

※患者数が10未満のものについてはハイフン「-」表示としています。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160200xx0200xx 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) 鼻骨骨折整復固定術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし - - 5.37 - -
070010xx971xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等1あり - - 10.85 - -
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし - - 8.16 - -
080010xxxx1xxx 膿皮症 手術・処置等1あり - - 26.62 - -
161000x102x0xx 熱傷・化学熱傷・凍傷・電撃傷(Burn Index10未満) 分層植皮術 25平方センチメートル未満等 手術・処置等2なし - - 25.63 - -
◆形成外科では鼻骨骨折に対して整復術を行った症例が最も多く、2番目は皮下腫瘍の摘出を行った症例、3番目は皮膚悪性腫瘍の切除を行った症例、4番目は膿瘍などに対し手術を行った症例、5番目は熱傷により生じた肥厚性瘢痕を除去し、分層植皮術を行った症例です。

※患者数が10未満のものについてはハイフン「-」表示としています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 42 22.62 16.16 33.33 74.57
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 33 25.39 18.72 63.64 73.12
010050xx02x00x 非外傷性硬膜下血腫 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 16 13.69 11.80 18.75 80.44
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 11 20.82 16.18 63.64 71.82
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 11 6.73 7.28 0.00 49.45
◆脳神経外科では発症後3日以内の脳梗塞で入院症例が最も多く、4番目との違いは脳保護剤を使用しなかった症例が1番目、使用した症例が4番目となっています。2番目は非外傷性の脳出血の症例、3番目は非外傷性慢性硬膜下血腫に対し、血腫の除去を行った症例、5番目はてんかんの入院症例です。
◆脳梗塞の症例は発症時期や重症度、実施した治療内容によって細かく分類が分かれています。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 48 10.23 9.70 0.00 31.42
120170xx99x0xx 早産、切迫早産 手術なし 手術・処置等2なし 46 14.50 19.69 4.35 28.52
120260xx01xxxx 分娩の異常 子宮破裂手術等 21 10.81 9.63 0.00 32.90
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 手術・処置等2なし 14 4.29 3.20 0.00 43.43
120090xx97xxxx 生殖器脱出症 手術あり 14 8.71 8.86 0.00 69.21
◆産婦人科では既往帝王切開後妊娠や骨盤位等で予定入院で帝王切開を行った症例が最も多く、2番目は早産、切迫早産の症例です。3番目は胎児除脈や分娩停止等により帝王切開となった症例、4番目は子宮頸部上皮内癌等に対し切除術を行った症例、5番目は子宮脱に対し手術を行った症例です。
◆在院日数は全国平均と比べ、ほぼ同程度となっています。
脳神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 30 18.27 16.16 43.33 77.43
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 19 19.47 16.18 47.37 72.05
010060x0990201 脳梗塞(脳卒中発症4日目以降又は無症候性、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 15 16.87 16.10 40.00 75.67
010155xxxxx20x 運動ニューロン疾患等 手術・処置等22あり 副傷病なし 12 10.25 16.35 0.00 72.00
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 11 8.55 5.10 0.00 73.18
◆脳神経内科では脳梗塞の症例が多く、1~3番目まで脳梗塞の症例となっていますが、発症時期や重症度、実施した治療内容によって細かく分類が分かれています。4番目は筋委縮性側索硬化症で入院した症例、5番目は末梢性めまい症で入院した症例です。
◆高齢の患者さんが多く、脳梗塞後のリハビリが必要となるため、地域の医療機関、リハビリ施設との連携を図っています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 67 13.18 12.58 10.45 78.12
110080xx991x0x 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 副傷病なし 47 3.62 2.53 0.00 69.26
110200xx99xxxx 前立腺肥大症等 手術なし 25 12.12 6.40 8.00 75.56
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 22 4.95 7.20 0.00 73.05
11022xxx99xxxx 男性生殖器疾患 手術なし 19 11.74 9.02 0.00 66.00
◆泌尿器科では、腎臓・膀胱・前立腺などの尿路生殖系の疾患や腎不全に対する透析療法(血液透析、腹膜透析)を中心とした腎疾患を対象として診療を行っています。
◆最も多い症例は腎盂腎炎による入院症例、2番目は前立腺針生検法による前立腺癌の検査入院、3番目は前立腺肥大症による入院症例、4番目は膀胱癌に対し経尿道的に腫瘍切除を行った症例、5番目は細菌による前立腺や精巣の炎症での入院症例となっております。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 19 - - 14 24 - 1 7,8
大腸癌 10 - 34 29 73 13 1 7,8
乳癌 - - - - - - 1 7,8
肺癌 - - 30 69 34 10 1 7,8
肝癌 - - - - 14 - 1 7,8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
◆5大癌(胃癌・大腸癌・乳癌・肺癌・肝癌)の患者数を初発のUICC病期分類および再発に分けて集計しています。
◆当院では大腸癌が最も多く、次いで肺癌、胃癌となっております。ステージ3または4が多い傾向にあります。
※患者数は延べ患者数です。
※初発とは、診断・診療と初回治療、または初回治療を実施した場合の入院を指します。
※再発とは、初回治療後の継続治療や治癒、寛解後に再発、再燃または新たな転移があった場合の入院を指します。
※患者数が10未満のものについてはハイフン[‐]表示としています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 69 19.87 81.04
重症 47 21.38 86.17
超重症 25 18.76 86.80
不明 - - -
◆普段の生活の中で肺炎を発症した成人の患者さんについて、重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を集計しています。
◆重症度が高くなるほど、平均年齢が高くなり、高齢の患者さんが多くなっていることが分かります。
※患者数が10未満のものについてはハイフン「-」表示としています。

※重症度の判定はA-DROPスコアを用いています。
 A-Age(年齢):男性70歳以上、女性75歳以上
 D-Dehydration(脱水):BUN 21mg/dL以上または脱水あり
 R-Respiration:SpO2<=90%(PaO2 60Torr 以下)
 O-Orientation(意識障害):意識障害あり
 P-Pressure(収縮期血圧):収縮期血圧90 mmHg以下
※5点満点で1項目該当すれば1点、2項目該当すれば2点
軽症:0点
中等症:1~2点
重症:3点
超重症:4~5点
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 204 27.43 76.53 45.02
その他 27 18.22 76.33 4.76
◆脳梗塞の患者さんについて、発症日から3日以内とそれ以外で集計したものです。
◆当院では約9割の患者さんが発症から3日以内に治療を開始できている状況です。
◆急性期の治療後は専門的なリハビリが継続して受けられるよう、地域の医療機関と連携を図っております。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 52 2.19 12.50 3.85 78.71
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみのもの) 45 2.71 8.33 6.67 74.53
K654 内視鏡的消化管止血術 29 0.45 10.07 13.79 70.76
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 23 0.57 1.22 4.35 67.52
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 20 1.05 6.15 0.00 74.95
◆消化器内科では、内視鏡的胆道ステント留置術が最も多く、胆管が狭窄している部分にステントを留置し胆道ドレナージを行う手術です。切除不能と診断された悪性の胆道狭窄等に非常に有効な手術です。2番目の内視鏡的乳頭切開術は、内視鏡下に十二指腸乳頭を切開することによって、胆石手術後の遺残結石や再発結石、総胆管結石の摘出を行う手術です。1番目の胆道ステント留置術など他の手術の補助として行うこともあります。3番目の内視鏡的消化管止血術は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍等による消化管の出血部を内視鏡により止血する手術です。4番目は大腸ポリープの切除術です。5番目は早期胃癌を内視鏡的に切除する手術です。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 43 2.81 2.95 0.00 68.14
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 36 4.06 13.11 2.78 79.53
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 18 0.11 15.17 5.56 66.61
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) 16 0.00 12.38 0.00 60.50
K597-2 ペースメーカー交換術 13 0.92 3.54 0.00 81.54
◆循環器内科では狭心症、心筋梗塞等に対する手術が最も多く、1、3,4番目の手術は狭くなった冠動脈を血管の内側から広げるため下肢の大腿動脈または上肢の橈骨動脈からカテーテルを挿入し、冠動脈の狭窄部へステントを留置する手術です。2番目に多いのはペースメーカー移植術となっており、5番目はペースメーカーのバッテリー消耗や電気回路の故障などがあった場合にペースメーカーを交換する手術です。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 40 1.83 2.43 0.00 70.53
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 33 2.15 5.33 3.03 61.30
K6335 鼠径ヘルニア手術 31 2.16 3.06 0.00 72.13
K6113 抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合) 24 4.13 9.88 0.00 68.75
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 23 7.00 13.57 0.00 74.35
◆外科では1、3番目の鼠径ヘルニアに対する根治術が最も多くなっています。次いで胆のう結石症や胆石性胆のう炎等に対して腹腔鏡を用いて胆のうを摘出する手術が多くなっています。4番目は抗がん剤点滴治療を開始する前に治療に必要なカテーテルやポートを設置する手術です。5番目は腹腔鏡を用いて結腸癌、盲腸癌を切除する手術です。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿) 80 4.75 16.05 67.50 82.38
K0462 骨折観血的手術(前腕、下腿、手舟状骨) 55 2.89 4.60 3.64 67.00
K0483 骨内異物(挿入物含む)除去術(前腕、下腿) 52 1.17 1.06 0.00 62.25
K0811 人工骨頭挿入術(肩、股) 18 9.67 17.61 94.44 80.61
K037-2 アキレス腱断裂手術 14 1.29 1.86 0.00 46.57
◆1、2番目の手術は部位は異なりますが骨折に対して観血的(皮膚の切開を伴う)に整復を行う手術です。3番目は骨折の手術で固定に用いたプレートやスクリューなどを抜去する手術です。4番目は肩関節の上腕骨頭または股関節の大腿骨頭が壊れ、骨頭を保存しての治療が難しい場合に人工(金属)の骨頭と入れ替えを行う手術です。5番目はアキレス腱断裂の整復術となっています。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K016 動脈(皮)弁術、筋(皮)弁術 - - - - -
K333 鼻骨骨折整復固定術 - - - - -
K0133 分層植皮術(100㎠以上200㎠未満) - - - - -
K0151 皮弁作成術、移動術、切断術、遷延皮弁術(25㎠未満) - - - - -
K0152 皮弁作成術、移動術、切断術、遷延皮弁術(25~100㎠未満) - - - - -
◆形成外科では1、3~5番目の腫瘍切除や外傷、熱傷などによって生じた皮膚欠損を修復する手術が多くなっています。2番目は鼻骨骨折の整復術です。

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脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 18 3.72 11.33 22.22 78.89
K145 穿頭脳室ドレナージ術 - - - - -
K164-4 定位的脳内血腫除去術 - - - - -
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) - - - - -
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭)(脳内) - - - - -
◆脳神経外科で最も多いのは、慢性硬膜下血腫に対し穿孔して血腫を除去する手術です。2番目は緊急的に脳室にチューブを挿入し、脳内出血や急性水頭症等で頭蓋内に溜まった血腫を体外へ排出する手術です。3番目は正確に位置決めを行って頭蓋骨に穴を開け、血腫を摘出する手術です。4番目は脳動脈瘤の根元を金属製のクリップで挟み込む手術、5番目は脳内出血に対して開頭を行い、血腫を除去する手術です。

※患者数が10未満のものについてはハイフン「-」表示としています。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 48 3.69 7.88 0.00 31.19
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) 35 3.06 8.26 0.00 33.43
K867 子宮頸部(膣部)切除術 14 1.00 2.29 0.00 43.43
K8654 子宮脱手術(膣壁形成手術及び子宮全摘術)(膣式、腹式) 13 1.00 6.85 0.00 69.92
K877 子宮全摘術 11 1.00 8.00 0.00 46.82
◆産婦人科で最も多いのは、1,2番目の帝王切開術です。3番目は主に子宮頸部異形成や上皮内癌の確定診断や治療のために子宮頸部(膣部)を切除する手術です。4番目は子宮脱を治療する手術、5番目は子宮筋腫などの治療のため子宮を摘出する手術です。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K610-3 内シャント又は外シャント設置術 28 3.14 22.57 3.57 69.50
K8036ロ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(その他のもの) 22 0.91 3.05 0.00 73.05
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 14 0.07 10.64 0.00 73.14
K8352 陰嚢水腫手術(その他) - - - - -
K830 精巣摘出術 - - - - -
◆泌尿器科で最も多いのは、慢性腎不全に対して透析を行うのに必要なシャント(動脈と静脈を繋ぎ合わせた特殊な血液回路)を造設する手術です。2番目は膀胱癌に対して行われる経尿道的切除術です。3番目は狭窄または閉塞した尿管の改善のためにステントと呼ばれる筒状の器具を挿入する手術です。4番目は陰嚢水腫を治療する手術、5番目は主に前立腺癌に対する抗男性ホルモン療法として行われる手術です。

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その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 14 0.32
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 28 0.64
異なる - -
◆この指標は、医療の質の改善に資するため、臨床上ゼロにはなり得ないものの少しでも改善すべき感染症等についての症例数と発症率を集計したものです。
◆手術・処置の合併症は、どのような術式でもどのような患者さんでも一定の確率で起こり得ます。当院の症例は、透析シャント閉塞や尿道カテーテルからの感染、手術後の創部感染によるものです。

※症例数が10未満のものについてはハイフン[-]表示としています。
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