岩手県立宮古病院

岩手県立宮古病院-臨床研修のご案内

医療研修科長あいさつ  

 宮古病院の臨床研修のページにきてくれて、ありがとうございます。

 2019年4月から、当院の臨床研修担当をしている石黒です。

 全国でCOVID-19対応に明け暮れた1年でした。当院も例外ではなく、その都度いろいろな対応を強いられています。そんな中、この4月から2名の研修医を新たに迎えることができ、当院には5名の初期臨床研修医が在籍することになります。

 岩手県の面積は四国と同じくらいで広大です。沿岸を縦断する復興道路は仙台まで繋がりましたし、宮古~盛岡間の道路も改修が進んで今までよりだいぶアクセスがよくなってきました。当院がカバーしている宮古医療圏も人口としては8万人、年間の救急搬送は3000件弱あります。県内の医療圏のいくつかでは救急車を受け入れられる病院が一つということも少なくなく、宮古もまさにそのような状況です。救急センターの指定はないものの、心臓や脳などの緊急性の高い疾患に加え、交通外傷や野生動物による咬創など田舎ならではの疾患を経験できます。できるだけ、地域の中で医療が完結するように、医師だけでなく他職種の総力を結集して医療を展開しています。

 当院の研修では、指導医とのやりとりの中で、早いうちから直接診察したり処置をしたりする機会が多く、手技とともに頭も働かせることで、身につくことも多くなっています。地域医療では、治療や退院調整において、医師-患者もしくは家族の関係だけでなく、様々な医療関係者との関わり合いのなかで判断していく力も大切です。地域全体を見渡す視点を持つことを意識した研修が当院のセールスポイントとなります。また、岩手県ではイーハトーヴ臨床研修病院群のネットワークがあるので、ベース基地を当院において、情報交換や「たすきがけ研修」を通じて、より内容の濃い初期研修を受けられます。

 たまたまですが、私は宮古市の出身です。専門は外科ですが、様々な規模の病院に勤務した経験から地域における専門科にとらわれない診療の重要性が身に染みています。もちろんファーストタッチのあとは、その道のプロ(専門家)にお願いするのですが、相談をする適切なタイミングを知ることも大切です。総合的に診療するマインドを持ち、自分・そして病院の対応力を知って行動できるようになれれば、きっとどこでも重宝されるでしょう。

 働きかた改革は医療従事者にも及んでおり、ワークライフバランスはもとより大切です。三陸宮古は浄土ヶ浜や龍泉洞など観光地も多く、新鮮な海産物だけでなく様々な美味しい名産品があります。このページを開いた方は、一度見学に来ていただければよりいっそう理解が深まると思います。旅費の補助もあります。ブラウザバックして「見学申し込みフォーム」から連絡ください。よろしくおねがいいたします。

追記

 COVID-19の感染収束までは、病院見学などはその時点での状況によって相談となります。とりあえずは、申し込みフォームやメールで連絡をおねがいします。